垂直ジャンプと着地、横方向の切り返しが多いバレーボールでは、かかと周りの安定、アーチサポート、前足部の衝撃緩衝が重要です。

市販インソールの中でもスーパーフィートは足のアライメントを整え、着地時の衝撃分散や疲労軽減に寄与する設計があるため、適切なモデルを選べばパフォーマンスの安定化やケガ予防に役立ちます。

特に「コートスポーツ向け」や「High-Impact(高衝撃向け)」のシリーズはバレーボールの動きにマッチしやすいです。

バレーボールでインソールに求められるポイント

以下のポイントがバレーボール用インソールを選ぶ際に重要になります。

  • 安定したヒールカップ:着地のブレを抑え、足首のねじれを軽減する。
  • 適度なアーチサポート:力の伝達をスムーズにし、疲労を軽減する。
  • 前足部のクッション性:連続ジャンプやランディングでの衝撃を和らげる。
  • 薄型でシューズに収まる設計:バレーボールシューズは中底が硬めなので、厚すぎるとフィット感を損なう。

これらを満たすかはモデルごとに違うため、用途(攻撃的に跳ぶ/安定して守るなど)と足型(偏平足/ハイアーチ)で選ぶ必要があります。

おすすめスーパーフィートと選ぶ理由

公式情報や製品ページで「高衝撃/コート向け」として紹介されているモデルを中心に、バレーボール向けの実用性を整理します。

Performance Tech(コートスポーツ向けコレクション)

メーカーがバスケットボールやバレーボールなどコートスポーツ向けとして明示しているシリーズで、垂直ジャンプや着地による衝撃分散を重視した設計です。

着地時の衝撃を分散し疲労を減らす目的の素材や構造が特徴で、バレーボール特有のジャンプ→着地のサイクルに合いやすいのが利点です。

All-Purpose High Impact Support(高衝撃向けモデル)

高衝撃アクティビティ向けに設計され、前足部に衝撃吸収層を備えるなどジャンプや激しい着地の繰り返しに強い設計です。

シューズの中で衝撃を分散してくれるため、膝や足首の疲労軽減にも期待できます。

CARBON(剛性重視モデル)

偏平足や足のぐらつきが強い選手には、剛性の高いプレートで足部の変形を抑えるモデルが合う場合があります。

ジャンプ時のエネルギー伝達や足の安定性を重視したい方に選択肢となります。

ただしクッション性は劣るため、着地の衝撃緩衝と剛性のバランスを確認する必要があります。

上の3タイプは用途の軸が異なります。

ジャンプ回数が多く着地の衝撃緩和を最優先するならHigh Impact、コート競技向けのバランスを求めるならPerformance Tech、足のぐらつきが強ければCARBONを検討してください。

最適なモデルは足型と使用するシューズによって決まります。

選び方の実践ステップ(試着〜調整まで)

インソール選びは実際に試すことが重要です。以下の手順で進めてください。

  • まずは足型を把握する(偏平足/ハイアーチ/中間)。家庭では立位での足裏の濡れ跡やスポーツ店での簡易測定で確認できます。
  • シューズへのフィット確認:現在使っているバレーボールシューズに入れて歩き、ジャンプの着地の違和感がないかを確認します。厚みでつま先が当たらないかを必ずチェックしてください。
  • 短時間プレーでテスト:歩行だけでなく、軽くジャンプや切り返し動作を行い、かかと周りのブレや前足部の痛み、足趾の当たりがないか確認しましょう。
  • 必要ならトリミング:スーパーフィートの多くはトリム(カット)してサイズ調整が可能です。メーカーのトリムガイドに従って調整してください。

実戦での使い方・注意点

インソールは万能ではありません。以下の点に注意してください。

  • インソールはシューズ+フォーム(動き)+筋力の組合せで効果が出ます。フォームや着地の仕方が悪ければインソールだけで全て解決するわけではありません。
  • 初めて装着する場合、最初の数回で違和感が出ることがあります。痛みが強い場合は使用を止め、スポーツトレーナーや整形外科に相談してください。
  • 長期間使用するとへたりや形状の変化が出るため、定期的に点検・交換を検討してください。

まず試すなら、バレーボール専用として公式にコートスポーツとされるPerformance Techを候補に

まず試すなら、バレーボール専用として公式にコートスポーツとされるPerformance Techを候補にしてください。

次点で着地の衝撃緩和を特に求めるならAll-Purpose High Impactが有力です。

足のぐらつきが強ければCARBONを検討してください。

取扱店か公式オンラインで目的のモデルを確認してから現在のシューズで試着し、短時間プレーでテストしてください。