初期症状は、親指のつけ根辺りの骨が曲がっていくだけです。
ですが、年齢と共に、足の親指のつけ根辺りに痛みが出たりします。
40代、50代になると、さらに膝や腰、股関節の痛みの原因にもなります。
また、外反母趾の場合は、
決まったところに「タコ」や「魚の目」
ができたり、
巻き爪
になったりします。
ちなみに、外反母趾と同じ原因で、小指も曲がっていくのは
と言います。
外反母趾かどうかのチェック
自分が外反母趾かどうか?は、
足の親指のつけ根からの角度で確認
します。
足の指の角度が、キツければキツい程、重度ということになります。
角度によって
- 20度~30度は軽度
- 30度~40度が中度
- 40度以上が重度
に分類されます。
基本的に外反母趾は、ひどくなるしかありません。
外反母趾になった原因を取り除かないと、良くなることもありません。
外反母趾は病院へいくべき?何科に行く?
外反母趾は放置しているとひどくなるだけです。
なので、曲がっている角度がゆるいうちに治す方が良いです。
「何科の病院に行けばよいの?」
ですが、
- 手術で治したいなら、整形外科
- 根本的に治したいなら、ゆるかかと歩き指導院
です。
整形外科の外反母趾治療の内容は?
整形外科では、痛み止めの薬や、インソールを処方してくれます。
また、骨の形を整えるための手術も可能です。
ただ、外反母趾の根本的な原因は解消されません。
なので、再発する場合もあります。
「ゆるかかと歩き」って何ですか?
「ゆるかかと歩き」とは、最近発表されて、まだあまり知られていない
足・腰の不具合を自分で治せる歩き方
です。
2019年に、解説する本が出版されたばかり。
「足・腰・ひざの痛みが消える ゆるかかと歩き」
足・腰・ひざの痛みが消える ゆるかかと歩き [ 中島武志 ] 価格:1,320円 |
それ以来、もう
全国で1万人以上
が足の痛みを改善しています。「ゆるかかと歩き」でどうやって治すの?
ゆるかかと歩き? 歩くだけで、 どうやって治すの?
ですが、本当に
体重の乗せ方を変えて歩くだけ
です。
癖がついた原因も解消する必要があります。
ただ、今の歩き方になったのは、
体に変なクセがついているから
です。
クセが付いた理由は、人によって違いますが、その原因は
です。
過剰回内が体のあちこちに悪い影響を与える
足の過剰回内は、体のあちこちに悪い影響を与えます。これを解消しないと、足のトラブル、体の痛みは解消しません。
なので、まずは、
そのくせを見つけるところがスタート
です。
体のクセを見つけるのは、「姿勢分析」と「足圧測定」をやれば完璧
体のクセを見つけるには、
「姿勢分析」
をして、
体の偏った力の入れ方
を確認する必要があります。
また、人によって
- つま先側に力が入り過ぎている
- 偏平足(土踏まずが無い)
- 浮指
など、足の裏への体重の乗る部分、
「足圧」
が違います。
「姿勢分析」と「足圧」を計測して
あなたに合った体の使い方
をしながら、
ゆるかかと歩き
をする必要があります。
正しいゆるかかと歩きで半年後に元のキレイな足が戻ってくる
正しいゆるかかと歩きをすれば、
- 痛む外反母趾
- 小指が曲がる内反小趾
- モートン病
- 中足骨骨頭部痛
- 足底筋膜炎
- 強剛母趾
- ハンマートゥ
など足のトラブルが改善します。
痛みのひどさ、指の角度にもよりますが、だいたい
- 痛みは1週間
- 足の角度は半年
くらいで改善しています。
「姿勢分析」と「足圧測定」ってどこでやってもらえるの?
「姿勢分析」と「足圧測定」は、全国各地の
「ゆるかかと歩きの指導院」
でやってもらえます。
関西では、大阪の河内長野市、
南花台田辺整骨院・整体院 さん
が有名です。
全国で100人近くいるインストラクター(指導員)でも、
100人以上改善した実績
がないと認定されてない
マスター・インストラクター
です。
(2024/06/30 現在で全国で3人)
また、2024年03月末に、
累計1,200人の足改善
を達成されました。
また、他のゆるかかと歩き指導院でもダメだった足も改善されています。
確実に、
足の過剰回内と、蹴りだす歩き方
を改善させる
「ゆるかかと歩き」
を指導してもらえます。
本気で治したい人は、一度、
「姿勢分析」と「足圧測定」
に行ってみて下さい。
・外反母趾とは?
外反母趾とは、足の親指(母趾)が小指側に曲がり(外反)、「く」の字になってしまう状態のことです。
親指の付け根部分の関節が突き出して腫れや痛みを生じ、悪化すると歩くことが困難になります。
併発しやすい症状は、俗に「たこ」と呼ばれ皮膚が黄色味を帯びて盛り上がる胼胝(べんち)、親指が人差し指や中指の下に入り込んでしまうことで起こる脱臼、巻き爪などがあります。
・ 外反母趾になる原因は?
外反母趾になる原因には、外的要因と内的要因があります。
外的要因として最大のものは靴です。
特に悪影響があると考えられているのはハイヒールで、「幅が狭い」「かかとが高い」という2つの要因が足に負担を与え、変形を促してしまいます。
また、生活習慣も外的要因です。現代では裸足で歩くような場面も少なく、交通機関の発達で歩く機会自体も減っています。
そのため幼少期に健康的な足のアーチが形成されにくいこと、筋力の低下で崩れを起こしやすいことが外反母趾の一つの要因です。
内的要因では、まず女性であることが挙げられます。
外反母趾は女性が圧倒的に多く、女性と男性では10:1の比率です。
女性は男性に比べると筋肉が弱く、関節が柔らかいことから外反母趾になりやすいといえます。
生まれつき外反母趾になりやすい足の形もあります。
先天的に扁平足である場合や、親指が人差し指より長い「エジプト型」といわれる足は外反母趾になりやすい足です。
また、関節リウマチの合併症として外反母趾が起こる場合もあります。
・ 外反母趾は、何科に行けばよい?
外反母趾で病院を受診する場合、整形外科を受診しましょう。
・整形外科では、どんな対応してくれる?
外反母趾の治療として整形外科では「保存療法」もしくは「手術療法」が行われます。
保存療法では、矯正用装具や靴のインソールを使った装具療法や、運動療法、痛みを緩和するための薬の処方などが行われます。
こうした保存療法では外反母趾が改善できない場合、手術による治療が行われます。
・整体院では、どんな対応してくれる?
整体院での外反母趾治療は、痛みの緩和、筋力回復による改善・予防を目的としたものとなります。
・テーピングによる痛みの緩和、足指の筋肉を正しく使うための誘導
・足の骨の歪み・ズレの矯正
・マッサージ・ストレッチにより筋肉や靭帯の緊張を緩和し、痛み緩和・筋力回復を図る
・下肢・骨盤・背骨・全身の歪みを矯正し、足を正しく接地できるよう促す
・歩行・ストレッチ指導
外反母趾の原因として、足指の筋力不足や筋肉の使い方に問題があることが挙げられます。
整体院では手術を行うことなく、外反母趾になってしまった身体の原因部位に着目し、適切な筋力を回復させたり、身体の使い方の指導や物理的な誘導を行うことで理想的な状態に整えていく治療を行います。
・整骨院では、どんな対応してくれる?
整骨院には国家資格である柔道整復師が在籍していますが、受けられる治療は整体院と同様です。「整体院か、整骨院」で判断するよりも、治療院それぞれの施術内容を確認して比較検討すると良いでしょう。
・外反母趾で痛みがある場合、病院などで処方される薬
外反母趾で痛みがある場合、湿布、軟膏、クリームといった外用薬を処方されることが一般的です。消炎鎮痛剤によって痛みの緩和を図ります。
外反母趾を直接治す目的ではなく、症状としての痛みを取り除くものになります。
・痛い場合は、応急処置として何をすればよい?
腫れ・痛みを感じる場合、アイシングが効果的です。
氷をビニール袋に入れて15~20分ほど当てることで、炎症による熱を取り除く効果、鎮痛効果があります。
アイシングの代わりに、冷湿布を使用するのも良いでしょう。
ただし温湿布など、患部を温める行為は逆効果になってしまいますので注意してください。
・外反母趾を治すには?
外反母趾を治すには、「手術療法」と、手術を行わない「保存療法」があります。
保存療法には下記のようなものがあります。
1.運動療法(体操、ストレッチなど)
2.装具や靴を使った治療(インソール、サポーターなど)
3.薬物療法
それぞれの方法については、下記で詳しく説明していきます。
・手術で治る?
保存療法で痛みが取れない場合、手術が検討されます。
手術後の再発率は5%~20%程度で、重度であるほど再発の割合が高くなります。
外反母趾の手術方法は様々あり、100種類以上あるとも言われます。
最も一般的に行われるのは「骨切り法」という、足の甲にある中足骨を切り、母趾の変形を矯正する手術です。
矯正後には、針金・ねじ・プレート等を使用し固定を行います。
必要に応じて筋肉の付け根の部分を切り離したり、緩めたりといった処置が行われることもあります。
手術後は足の腫れが起こるため、入院が必要となります。
入院期間はおおむね1週間~10日程度です。
その後は歩行訓練のリハビリを行い、2ヵ月程度で通常歩行ができるようになります。
・マッサージで治る?
マッサージは軽度の外反母趾の改善や予防に効果があり、体操やストレッチと組み合わせると効果的です。
外反母趾の原因には足裏の筋肉不足があり、その場合、親指周辺の筋肉は固くなりがちです。
足の指の間を手で広げるように、親指の付け根を、親指から土踏まずまでを中心に指でほぐすようにマッサージしていくと良いでしょう。
・インソールで治る?
インソール(足底板)は外反母趾対策の代表的な方法です。
靴底にインソールを入れて歩行することで、下記のような効果が期待されます。
・外反母趾の角度やアーチを矯正する
・変形の進行を抑える
・痛みやしびれなどの症状を抑える
・タコができるのを防ぐ
・歩行をサポートし、歩きやすく、疲れにくくする
外反母趾がかなり進行している場合、オーダーメイドの医療用インソールの使用がおすすめです。
整形外科などで診断が下りれば、医療保険を使ってインソールを作成することが可能です。
足底の形状や荷重バランスを計測し、義肢装具士が一人一人に合ったインソールを作成します。
手軽な方法としては、市販のインソールがあります。
軽度の外反母趾であれば、痛みの軽減が期待できます。
選び方としては、アーチサポート機能に着目することが重要です。
崩れてしまった足の縦アーチ、横アーチをしっかり補助する機能があるものを選びましょう。
また、足裏全体にクッション性の高い素材を使用しているインソールは足の負担を和らげてくれます。
・テーピングで治る?
テーピングはやり方さえ覚えてしまえば、外反母趾の痛みを軽減するのに効果的です。
市販のインソールやサポーター等と異なり、個人の足に合わせた調整ができ、靴を履いてもかさばりにくいというメリットがあります。
1.テープの先に縦に切り込みを入れる。
2.親指を切り込み部分で挟む。
3.親指のつけ根からかかとに向けて、テープを伸ばし貼る。
4.かかとの外側から足底へ巻く。
5.親指のつけ根から足の裏へ、一周して包み込む。
テーピングを習得するには、ある程度時間がかかることは避けられません。
動画サイトなどを参考にするか、整体院・整骨院などでプロに指導してもらうのがおすすめです。
・歩き方を変えると治る?
外反母趾の原因には、足裏の筋肉低下があります。
足裏に筋肉がつきやすい歩き方を身につけることで、外反母趾の改善が期待できます。
足裏全体を使って移動するような「ペタペタ歩き」や、床をするように歩く「ダラダラ歩き」は、足指の筋肉がつかず、外反母趾を招きます。
足裏や指に筋肉をつける歩き方は、かかとから足の裏、足指の裏へとなめらかに足を着地させ、体重を移動するというものです。
これは外反母趾研究所所長である古谷達司さんが提唱した「ゆりかご歩き」と呼ばれる歩行法です。
・5本指ソックスで治る?
足指が1本1本分かれた5本指ソックスは、全ての足指に力が入れやすく、地面をしっかりとつかみ身体のバランスをとりやすくしてくれます。
5本指ソックスを履いて正しい歩行を行うことで、足指の筋肉が鍛えられます。
その結果、足の筋力低下による外反母趾の症状の改善・予防効果が期待されます。
外反母趾用としてサポーター機能を備えた5本指ソックスもあります。
・ゆるんでしまった中足関節を固定し、足指が開くようサポートする
・足指に適切な圧をかけることで、足指を伸ばし矯正する
などプラスアルファの機能を備えているので、仕様を確認して検討してみてください。
・ゆびのば体操など足の体操で治る?
足のストレッチや体操は「運動療法」として手術後のリハビリにも活用されています。
軽度の外反母趾に対して矯正効果が認められ、予防としても有効です。
外反母趾に効果があるといわれるストレッチをいくつか紹介していきます。
・ゆびのば体操
「ゆびのば体操」はみらいクリニック院長である今井一彰さんが考案したストレッチ方法で、多数のテレビ番組でも紹介されました。
1.座って片足を曲げ、反対の足のひざ上に載せる。
2.足指の間に反対側の手の指を入れ、やさしく握る。根元までは手の指を入れない。
3.足の裏側を優しく伸ばし、5秒キープする。
4.足の甲側を優しく伸ばし、5秒キープする。
3.と4.を交互に行い、両足で5分 、15~20往復を目安に毎日続けます。
「ゆびのば体操」は足指の位置を矯正する即効的な効果がありますが、時間が経つと元の状態に戻ってしまいます。
今井院長のクリニックでも、効果を持続させるためには矯正5本指靴下を併用することがおすすめされています。
・ホーマン体操
親指の付け根の関節が外向きに硬直して固まっている状態をほぐし、ストレッチする体操です。
手術後のリハビリでも使用され、比較的軽い外反母趾では角度の改善が期待できます。
中程度以上の外反母趾でも、悪化の予防、痛みやしびれなどの症状の改善効果がみられる体操です。
1.幅の広いゴムを両足の親指にかける。
2.かかとを合わせたまま両足のつま先を開く。
3.5~10秒間キープする。
これを20回程度繰り返し行います。
・タオルギャザー
足底筋を鍛え、足指の運動能力と足のアーチを支える組織を強化する運動です。
1.いすに座り、床にタオルを置く。
2.両足の足指でタオルをつまむ。
3.タオルを手前にたぐり寄せる。
・矯正器具について
外反母趾の矯正器具には、足指の間に装着する趾間装具や、足裏まで装着するサポーターがあります。
・外反母趾の矯正器具の選び方
・趾間装具(足指スペーサー、足指セパレーター、トースプレッダー)
足の親指と人差し指、または全ての指の間隔を開く器具です。
主にシリコン素材で作られているため装着も手軽で、そのままシューズを履くことができます。比較的安価に手に入るのもメリットです。
・サポーター
親指から足裏までを対象範囲としたものです。
通気のよいメッシュ素材のもの、機能的な合成繊維を使用したものなど、さまざまな素材のものが販売されています。
ゆるんでしまった中足靱帯をサポートしたり、アーチをサポートしたりといった機能で外反母趾による痛みを軽減します。
スぺーサータイプは手軽ですが、サポータータイプに比べると効果は弱めです。
日中に靴の中で着用するのか、夜間歩かない際に着用するのか、着用シーンを考えてライフスタイルに合ったものを選択ししましょう。
抗菌加工や蒸れ防止など機能性に特化した素材のものもあるので、好みのものを選択するのもよいでしょう。
・外反母趾の方向けの靴の選び方
外反母趾の方が靴を選ぶ時のポイントを紹介します。
・ヒールが低い
・横アーチをサポートする機能がある
・前側がしっかり固定され、前に滑らない
・つま先にゆとりがあり圧迫しない
・アーチサポート(インソール)がある
ヒールの高い靴は前足部に負担をかけ、外反母趾の原因である開帳足を進行させてしまいます。
なるべくヒールの低い靴、2.5〜3.0cmくらいの高さのものを選びましょう。
つま先にも負担をかけず、適度なゆとりがあるものが最適です。
とはいえ、横幅が広すぎる靴も良くありません。
靴の中で足が横に動いてしまい、かえって足指の負担となったり、土ふまずの発達を妨げ開帳足の原因となったりする恐れもあります。
つま先に1〜1.5cm程度の余裕があるものを目安に選びましょう。
・外反母趾を治してくれる名医は?
町田英一医師(麻布整形外科クリニック)
巻き爪、陥入爪、外反母趾などの足の治療におけるエキスパート。マスコミでも多数取り上げられ、全国から患者が集まります。
須田康文医師(塩谷病院)
2,000例を超える外反母趾手術の実績がある日帰り外反母趾手術のスーパードクターです。
佐本憲宏医師(国保中央病院)
「回旋差し込み骨切り術」という独自の手術法を確立。術後装具の開発にも携わり、靴選びや装具療法、運動療法の指導にも手厚い指導を行っています。
外反母趾を治した実績のある整形外科、整体院の紹介
羊ヶ丘病院(北海道)
足の手術件数は全国トップクラス。足・膝・関節のスペシャリストが在籍しています。
下北沢病院(東京都)
「足病総合センター」を備える、日本で唯一の足の総合病院。同院の医師たちがまとめた足の健康に関する本も出版されています。
整足院 (東京都をはじめ全国に展開)
足・足指に特化した専門施術院で、独自の「整足テーピング」での治療を行います。
田園調布・表参道をはじめ全国にフランチャイズ展開しています。
フォルトゥーナ東京 / 距骨サロン東京本店(東京都)
外反母趾治療専門院。独自の「距骨(きょこつ)調整」とテーピングにより、手術なしで親指を平均30%の回復へ導きます。
・外反母趾が治った人のブログの紹介
外反母趾の手術の体験談のblog(足のクリニック桑原靖医師)♡愛知県豊田市のエステサロン | 愛知豊田☆内臓全身調整&シミケア&ピーリング「 SORA SALON」(そらサロン)
https://ameblo.jp/jazzsora/entry-12722750150.html
外反母趾を手術で治療した体験談が紹介されています。
外反母趾手術の記録 ♡ 手術 当日 ♡ | つなつな♪のブログ
https://ameblo.jp/tt-tt-suki/entry-12731283975.html?frm=theme
外反母趾の手術やリハビリについて多数の記事があります。
外反母趾の治し方|あずみの|note
https://note.com/lectin/n/n0b37f320b2cd
立ち方・座り方による姿勢改善と靴・靴下で子どもの外反母趾を改善した体験談が書かれています。