モートン病(Morton’s neuroma)は、足の中指と薬指の間、または人差し指と中指の間に痛みやしびれを引き起こす神経障害です。
主に足の指の間を通る神経が、足の骨や靭帯に圧迫されることで炎症を起こし、神経腫が形成されることが原因です。
特に、ヒールの高い靴やつま先が狭い靴を履く人、長時間の歩行や立ち仕事をする人に多く見られます。
主な症状
モートン病の主な症状です。
- 足の指の間の鋭い痛み
- しびれや焼けるような感覚
- 靴を脱ぐと楽になる痛み
- つま先立ちや歩行時に痛みが増す
- 指を広げると症状が軽減することがある
セルフチェック方法
モートン病のセルフチェック方法です。
メットハウス圧迫テスト
手順
- 足を裸足にし、リラックスした状態で座る。
- 親指と小指の付け根を両側から押さえる。
- 足の指の間にピリピリした感覚や痛みがあるか確認する。
判定基準: 痛みやしびれを感じた場合は、モートン病の可能性がある。
指の圧迫テスト
手順:
- 足の指を片手で広げながら、もう片方の手で足の甲の中央を押す。
- 足の指の間に痛みや違和感があるか確認する。
判定基準: 指を広げると症状が軽くなる場合、モートン病の疑いがある。
③ 歩行テスト
手順:
- 普段の靴を履いた状態で歩く。
- つま先立ちをしてみる。
- 痛みの変化をチェックする。
判定基準: つま先立ちで痛みが増す場合、モートン病の可能性が高い。
病院への受診のタイミング
モートン病の治療は、まずは整形外科で診断してもらいます。
痛みがあればすぐに受診した方が良いです。
または、下記のような状況であれば、まずはお近くの整形外科で診断を受けてください。
- 痛みが長期間続く
- 日常生活に支障が出る
- 足のしびれが悪化する
- 市販のインソールや靴の調整で改善しない
歩行改善の無い整形外科では痛み止めの注射や、手術しか治療法がありません。
モートン病と診断された後は、
- 歩行改善の指導がある整形外科
- モートン病の改善の実績がある専門整体院
で治療と歩行改善に取り組んで下さい。
モートン病は自然に治ったり、痛み止めを続けていても改善することは有りません。
モートン病は、適切なセルフチェックによって早期発見が可能
モートン病は、適切なセルフチェックによって早期発見が可能です。
特に、痛みやしびれが続く場合は、早めに専門の整形外科か、モートン病の治し方の知識があり、実際に改善した実績のある整体院に相談しましょう。