ニューバランス(New Balance)は、1906年に米国ボストンで誕生したブランドをルーツに持ち、元来は足裏のアーチを支えるインソール(アーチサポート)を作っていたことからスタートしました。
ランニングシューズを中心に発展し、現在では機能性を重視したスポーツシューズから、ライフスタイル用途のレトロなスニーカーまで幅広いラインナップで支持されています。
ブランドの概要と成り立ち
創業と歴史
創業者 William J. Riley は「三点支持」にヒントを得て“バランスの良さ(New Balance)”を掲げ、アーチサポート製品を販売しました。
その後ランニングシューズ市場へ進出し、1970年代以降に現在のブランドイメージを確立していきます。
現在も米国・英国での生産ラインを一部残し、職人性や品質を打ち出すモデルが存在します。
ニューバランスの特徴
ワイズ(幅)展開の豊富さ
ニューバランスが特に評価される点の一つは、サイズだけでなく幅(ワイズ)展開が豊富なことです。
狭い足幅から広い足幅まで対応するモデルがあり、足に合う靴を探しやすいブランドとして知られています。
機能性へのこだわり
ミッドソールのクッション、ヒールカウンター(かかとの補強)、アーチサポートといった機能を重視した設計を多く採用しています。
ランニングシューズとしての性能を持ちながら、日常使いでも快適に履けるバランスが強みです。
クラシックデザインとファッション性
990シリーズや574など、アーカイブ由来のデザインがファッション領域でも人気を博しています。
レトロなランニングシルエットを現代的にアップデートしたモデルが、ストリートやカジュアルファッションに取り入れられています。
なぜ人気か(魅力)
主な魅力は「フィット感」「高品質な作り」「幅広い用途とデザイン」の三点です。
ワイズ展開によるフィットのしやすさ、米国/英国生産ラインを持つことによる信頼感、そしてランニング用途からライフスタイルまでカバーするモデルレンジの広さが、幅広いユーザーに支持されています。
最近のトレンド
近年は、過去のランニングモデルの復刻(レトロランナー)や、ハイブリッドなデザインの投入、サステナビリティや地域生産を打ち出す動きが続いています。
同時に高性能ランニングモデルの新作も定期的にリリースされています。
ニューバランスの靴を選ぶポイント
用途(ランニング、ウォーキング、日常、ファッション)をはっきりさせ、足幅(ワイズ)を確認して選ぶことをおすすめします。
モデルごとにサイズ感が微妙に異なるため、可能なら実店舗で試着するのが確実です。
また、Made in USA/UKのような製造地でグレードや価格が変わります。
おすすめのラインナップ5選(現在入手しやすい代表モデル)
1. New Balance Fresh Foam X 880 v15
用途:ランニング/ジョギング、ウォーキング。
特徴:クッション性と反発性のバランスが良く、汎用性の高いミドル〜ロングラン向けモデル。
日常使いにも適しています。
2. New Balance 990 v6
用途:ライフスタイル/カジュアル。
特徴:ブランドを代表するプレミアムライン。
Made in USAの設定があるモデルで、素材・作り込みにこだわりがあり、ファッション性も高いです。
3. New Balance 1906R
用途:ハイブリッド(ランニング要素とストリートデザインの融合)。
特徴:現代的なシルエットと快適さを両立したモデルで、トレンド性が高い一足です。
4. New Balance CM996
用途:ライフスタイル。
特徴:クラシックなランニングモデルの復刻系。
スエードとメッシュのコンビネーションが印象的で、レトロな雰囲気を好む方に向きます。
5. New Balance ML565
用途:エントリー向けライフスタイル。
特徴:比較的手頃な価格帯で、デザインと履き心地のバランスが良いモデル。
ニューバランスを初めて試す方にもおすすめです。
モデル選びの補足アドバイス
・走る用途ならクッション性と安定性を重視(例:880シリーズ)。
・ファッション用途なら990系やCM996などのクラシックモデルを検討。
・価格を抑えたい場合はML系の普及モデルも良い選択肢です。
・足幅に合ったワイズ選びを忘れずに。
最後に
ニューバランスは「機能」と「デザイン」の両方を高い次元で備えたブランドです。
用途と足型を明確にすれば、自分に合った一足が見つかりやすいブランドでもあります。
日本国内の正規取扱店や直営店、公式オンラインストアで最新ラインナップやサイズの情報を確認してみてください。