強剛母趾(きょうごうぼし)とは、足の親指の付け根(第一中足趾関節)が硬くなり、動きが制限される状態を指します。

進行すると歩行時に痛みを伴い、日常生活にも影響を及ぼすため、適切な靴選びが重要です。

履いてはいけない靴の特徴

強剛母趾の方は、親指の付け根付近に炎症や骨棘が出来てる状態です。

痛みが生じている場合は、下記のような靴は避けた方が良いです。

履いてはいけない靴の特徴です。

  • つま先が細い靴(例:パンプス、ローファー)
  • ヒールが高い靴(例:ピンヒール、厚底ヒール)
  • 靴底が硬すぎる靴(例:革靴、硬めのスニーカー)
  • クッション性が低い靴(例:薄底スニーカー、サンダル)
  • 屈曲性が悪い靴(例:ソールが厚く曲がらない安全靴)

親指の付け根付近に負担が掛かる形や材質の靴は避けて下さい。

靴の選び方

強剛母趾に適した靴の選び方です。

  • つま先に余裕のあるデザイン(幅広・ゆったり設計の靴)
  • ヒールは低め(3cm以下)
  • 適度なクッション性があるインソール
  • 適度なソールの屈曲性
  • 足をしっかりホールドできるデザイン(紐やマジックテープ付き)

おすすめの靴3選

強剛母趾の方におすすめの靴をご紹介します。

① ニューバランス(New Balance) 990シリーズ

  • クッション性に優れ、衝撃を吸収
  • 幅広設計でつま先の圧迫が少ない
  • 軽量で歩きやすい

② アシックス(ASICS) ゲルカヤノシリーズ

  • ゲルクッションによる衝撃吸収力が抜群
  • 適度なアーチサポートで足全体の負担を軽減
  • つま先が広めで痛みが出にくい

③ MBT(マサイ・ベアフット・テクノロジー) シューズ

  • ロッカーボトム構造で、親指の負担を軽減
  • 足底の筋肉を鍛えながら歩ける設計
  • スムーズな体重移動で痛みを軽減

強剛母趾の方は、履いてはいけない靴を避け、歩行改善に取り組む

強剛母趾の方が靴を選ぶ際は、痛みがあるので、つま先の広さ、適度なクッション性、屈曲性を重視することが大切です。

履いてはいけない靴を避け、強剛母趾の痛みが生じない靴を選びましょう。

強剛母趾の原因は「合わない靴」ではありません。

足の過剰回内と、親指を反らして歩く歩き方にあります。

なので、2025年現在では強剛母趾の治療は、歩行改善が主流となってきています。

体の使い方と歩き方に原因がありますので、歩行指導のある整形外科か、歩き方指導のある専門の整体院で診てもらって下さい。