強剛母趾(きょうごうぼし)とは、親指の付け根の関節が硬くなり、痛みや可動域の制限が生じる疾患です。

多くの人が「ストレッチで改善できるのでは?」と考えがちで、様々なストレッチ方法が紹介されています。

強剛母趾は、ストレッチで改善されるのでしょうか?

強剛母趾にストレッチは有効?

強剛母趾の改善法として「ストレッチが有効」という情報をよく見かけます。

良く紹介されているのが、

  • ゴルフボールを使った足裏マッサージ
  • 親指の皮膚を動かすストレッチ
  • 母趾の上下運動ストレッチ
  • タオルギャザー
  • ふくらはぎストレッチ

などです。

これらは多少改善に貢献するかもしれませんが、基本的にはあまり効果ありません。

むしろで症状が悪化することも

強剛母趾は親指の付け根付近に痛みが出ますが、ストレッチで無理やり伸ばしたり、可動範囲を広げようとしたりすると悪化します。

なぜストレッチでは治らないのか?

強剛母趾の本質的な問題は「関節の変形」や「親指が動かない」ことではありません。

なぜそうなったか?が問題です。

強剛母趾の原因

強剛母趾になる原因は、「足の過剰回内」と「親指を反らした状態で歩くこと」です。

なので、ストレッチでは改善せず、悪化することの方が多いです。

むしろ、適切な歩行を身につけることが改善の近道です。

足の親指付近に体重を乗せすぎた歩き方を改善すれば、強剛母趾は完治できます。

ストレッチで悪化させる前に、歩行改善で強剛母趾を治す

強剛母趾はストレッチでは根本的に治りません。

やり方によっては、むしろ悪化します。

強剛母趾の症状が進行すると、最悪の場合は手術が必要になることもあります。

間違ったストレッチで悪化させる前に、早めに歩行を見直し、正しいケアを行いましょう。

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