内反小趾外反母趾の違いや、両方を併発する原因、治し方などを解説します。

実は内反小趾も外反母趾も原因は同じです。

治し方も同じなので、同時に直すことも可能でです。

「内反小趾(ないはんしょうし)」とは?

内反小趾とは、足の小指が内側(親指側)に曲がって変形し、小指の付け根が外側に突き出す状態を指します。

この突き出した部分が靴に擦れることで炎症を起こしたり、痛みやタコ・魚の目などの原因となります。

変形角度が10度以上の場合に内反小趾と診断されます。

足の親指が変形する外反母趾と対をなす病態です。

「外反母趾(がいはんぼし)」とは?

外反母趾とは、足の親指が内側(小指側)に曲がって変形し、親指の付け根が内側に突き出す状態を指します。

内反小趾と同様に、突き出した部分に痛みが生じたり、歩行時のバランスが崩れたりします。

変形角度が15度以上の場合に外反母趾と診断されます。

一般的に足のトラブルとして最もよく知られた症状です。

内反小趾と外反母趾の「違い」と「共通点」

比較項目 内反小趾 外反母趾
変形する指 小指 親指
変形の方向 親指側(内側)へ曲がる 小指側(外側)へ曲がる
痛む場所 小指の付け根の外側 親指の付け根の内側
根本的な原因 上半身の姿勢の歪みから来る足裏へのた偏った体重のかけ方と、蹴り出す歩き方

内反小趾と外反母趾は、変形する指が親指か小指かという「部位」は異なりますが、その根本的な発生原因は全く同じです。

これは後述する「併発」の項目で詳しく説明します。

内反小趾と外反母趾は「併発」することある?

結論から言うと、内反小趾と外反母趾は両方とも併発します。

これは、それぞれの病態が「姿勢の歪みから生じる足裏への過剰な体重負荷」という共通の原因から発生しているためです。

併発している状態は、足の甲にある5本の中足骨(ちゅうそくこつ:足の指とかかとの骨をつなぐ骨)のうち、親指側(第1中足骨)と小指側(第5中足骨)の間が、両方とも外側に向かって扇状に広がっている状態です。

この広がりによって、親指は小指側へ倒れ、小指は親指側へ倒れ、両端の変形が同時に起こります。

「治らない」と言われてきた足の悩みが改善可能になった理由

かつて、内反小趾や外反母趾は、整形外科で

「治らない」
「一生のお付き合い」
「手術以外では元に戻らない」
「痛む場合は薬で一時的に和らげるしかない」
「遺伝だから努力しても無駄」
「ヒールやパンプスは一生履けない」

と言われることが少なくありませんでした。

しかし、現在ではこれらの症状は根本原因にアプローチすることで改善できることがわかっています。

なぜなら、この病態の主な原因は「遺伝」や「靴」だけでなく、「日常生活の悪い姿勢や歩き方のクセ」にあるからです。

この生活習慣のクセを改善できれば、足の変形は元に戻る可能性があるのです。

内反小趾・外反母趾の根本的な発生メカニズム

内反小趾と外反母趾は、「上半身の重心のズレ」と「足裏でのバランスの取り方」によって引き起こされます。

発生メカニズム(内反小趾を例に)

  1. 姿勢のクセ・重心のズレ: 看護師や介護職など体の片側ばかり使う仕事や、何らかの理由で姿勢にクセがあり、上半身の重心位置が左右のどちらか、または前後にずれる。
  2. 足裏でのバランス調整: 上半身のズレを打ち消し、倒れないように足裏でバランスを戻そうとする。
  3. 過剰な負荷:
    • 【内反小趾の場合】 バランスを取るために小指側に体重が過剰にかかる状態になっている。
    • 【外反母趾の場合】 バランスを取るために親指側に体重が過剰にかかる状態になっている。
  4. 蹴り出しのクセ: その状態で、小指側(内反小趾の場合)や親指側(外反母趾の場合)だけで地面を蹴り出す歩き方をしている。
  5. 変形の発症: 小指側で過剰に蹴り出すことで、足の指とかかとの骨をつないでいる中足骨という骨の間が小指の外側に向けて広がり、小指が逆に親指側へ倒れて(内反)発症する。
    外反母趾も同様に、親指側への過剰な負荷と蹴り出しにより中足骨が広がり、親指が小指側へ倒れて(外反)発症する。

内反小趾と外反母趾の併発は、中足骨の間が親指、小指の両方の外側に向かって広がり、両端に過剰な負荷がかかっている状態で起こります。

内反小趾・外反母趾の根本的な治し方

「治らない」と諦めていた内反小趾や外反母趾を改善するために必要なのは、変形した足の形に直接アプローチすることではなく、変形を引き起こした「姿勢」と「歩き方」のクセを根本から見直すことです。

根本改善のために必要なステップ

  1. 原因の特定: 小指側や親指側に体重が乗ってしまう「姿勢のクセ」と、偏った「蹴り出す歩き方のクセ」がどこにあるのかを特定する。
    これには「姿勢分析」と「足圧分析」を受けて確認することが不可欠です。
  2. 姿勢・重心の改善: 上半身の重心バランスを両足均等になるように戻す。
    これにより、足の特定の部分への過剰な負荷を解消します。
  3. 歩き方の改善: 小指側や親指側で地面を蹴り出すような偏った歩き方を、足裏全体を使った自然な歩き方(「ゆるかかと歩き」など)に改善する。
  4. 中足骨の安定化: 上記の改善により、中足骨の間を拡げる要因を取り除き、自然治癒力を引き出す。

姿勢と歩き方が改善できれば、多くの場合、痛みは1週間程度で解消し、足の形自体も半年で元に戻る実績が多数報告されています。

さらに、足のバランスが整うことで、腰痛などの全身の不調も同時に解消されるメリットがあります。

どこで治し方指導を受けられる?

内反小趾や外反母趾の根本改善に必要な「姿勢分析」と「歩行指導」は、以下のような専門院で受けることが可能です。

  • 歩行指導を取り入れている整形外科
  • ゆるかかと歩き指導院

内反小趾と外反母趾の改善実績多数ある大阪の整骨院

大阪府河内長野市の南花台田辺整骨院・整体院は、「ゆるかかと歩き指導院」として、内反小趾や外反母趾、その他多くの足や体の不調について多数の改善実績を持っています。

長年の足の痛みに悩んでいる方は、一度、姿勢と歩き方の専門的な分析を受けてみてはいかがでしょうか。