強剛母趾の治し方や、自分で出来るセルフケアについてです。

強剛母趾とは何か?

強剛母趾(Rigidus Hallux)は、足の親指(母趾)の関節が硬くなり、可動域が制限される状態を指します。

主に母趾の基節骨と中足骨をつなぐ第一中足趾節関節(MTP関節)に起こる変形性関節症の一種で、痛みや腫れ、動きの制限が特徴です。

この症状は、加齢や過度な負荷、怪我、遺伝的要因などが原因で発症することが多く、特に中高年に見られます。

初期段階では軽い違和感やこわばりを感じる程度ですが、進行すると歩行時の痛みが強くなり、日常生活に支障をきたすこともあります。

強剛母趾の治療には、医療機関での診断と治療が推奨されます。

が、軽度の場合や医療機関にすぐに行けない状況では、自分で症状を管理する方法を知っておくことが役立ちます。

ただし、誤った対処法が症状を悪化させるリスクもあるため、正しい知識を持つことが重要です。

ここではでは、自分でできる対処法を中心に解説し、特に「歩行改善」が最も効果的である理由を詳しく説明します。

強剛母趾の症状と進行

強剛母趾の主な症状は以下のようなものです。

  • 母趾の関節の痛み(特に歩行時や足を曲げるとき)
  • 関節のこわばりや動かしにくさ
  • 関節周囲の腫れや熱感
  • 骨棘(こつきょく)と呼ばれる骨の突出が形成され、見た目にも変化が現れる

進行すると、関節軟骨がすり減り、骨同士が直接接触することで痛みが強まります。

さらに、母趾が完全に動かなくなる「固定化」が起こることもあります。

この状態に至ると、手術が必要になるケースも出てきます。

したがって、症状が軽いうちに適切な対処を始めることが、進行を遅らせる鍵となります。

自分で治す際の注意点:マッサージ、ストレッチ、テーピングの危険性

強剛母趾を自分で管理しようとする際、インターネットや周囲の情報から「マッサージ」「ストレッチ」「テーピング」を試そうと考える人が多いかもしれません。

しかし、これらの方法は強剛母趾の症状を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。

以下にその理由を説明します。

マッサージが症状を悪化させる理由

マッサージは筋肉の緊張をほぐしたり血流を改善したりする効果があります。

が、強剛母趾の場合は関節そのものに問題があるため、むやみに揉んだり押したりすると逆効果です。

関節周囲が炎症を起こしている場合、マッサージによって炎症が悪化し、痛みが増すことがあります。

また、骨棘がある場合、圧迫によって骨や軟骨にさらなるダメージを与えるリスクもあります。

したがって、母趾の関節を直接マッサージすることは避けるべきです。

ストレッチが症状を悪化させる理由

ストレッチは関節の柔軟性を高めるために行われることが多いです。

が、強剛母趾では関節がすでに硬直しているため、無理に動かそうとすると関節に過剰な負荷がかかります。

特に、母趾を強く曲げたり伸ばしたりする動作は、軟骨の摩耗を進行させたり、炎症を誘発したりする可能性があります。

痛みを感じながら無理にストレッチを続けることは、症状の悪化を招く危険な行為です。

テーピングが症状を悪化させる理由

テーピングは足の形を矯正したり動きを制限したりする目的で使用されます。

が、強剛母趾の場合、適切な知識がないままテーピングを行うと、関節に不自然な圧力がかかり、かえって痛みや炎症を増すことがあります。

また、テープで固定することで血流が悪化し、腫れがひどくなるケースも報告されています。

専門家の指導なしに自己流でテーピングを施すことは、症状を悪化させるリスクが高いため避けるべきです。

自分でできる正しい対処法

強剛母趾を自分で管理するにはどのような方法が適切なのでしょうか?

ここでは、症状を悪化させず、かつ安全に実践できる方法を紹介します。

特に、強剛母趾の治療の主流になりつつある「歩行改善」について説明します。

適切な靴の選択

強剛母趾の痛みを軽減する第一歩は、足に負担をかけない靴を選ぶことです。

以下のポイントを参考にしてください。

  • つま先に余裕のあるデザイン:母趾が圧迫されないよう、つま先が広い靴を選びましょう。
  • 硬いソール:ソールが硬い靴は、歩行時の母趾の屈曲を減らし、関節への負担を軽減します。
  • クッション性のあるインソール:衝撃を吸収するインソールを入れることで、歩行時の痛みを和らげられます。

ハイヒールや、柔らかすぎる靴は母趾に負荷をかけるため避けましょう。

靴が原因で強剛母趾になることはありません。

体重管理

体重が増えると足にかかる負荷が増し、強剛母趾の症状が悪化する可能性があります。

適度な食事管理や軽い運動(関節に負担をかけないもの、例えば水泳など)を心がけ、体重をコントロールすることが重要です。

ただし、過度な運動は逆効果なので、無理のない範囲で行いましょう。

休息と冷却

強剛母趾は、足の親指付近に体重が乗り過ぎる歩き方をしているためになります。

ですので、歩く度に酷くなります。

痛みや腫れが強いときは、足を休ませることが大切です。

長時間歩いたり立ったりすることを避け、必要に応じて患部を冷やす(アイスパックをタオルで包んで10~15分程度)ことで炎症を抑えられます。

ただし、冷やしすぎると血流が悪くなるため、適度な時間に留めてください。

強剛母趾の治療で「歩行改善」が採用されて行っている理由

2025年現在、強剛母趾を自分で治す方法として、最も効果的で実績が出ているのは「歩行改善」です。

強剛母趾は、

  1. 足の過剰回内の影響で、
  2. 足裏への体重分散が上手く行かず
  3. 親指付近に体重の負荷が掛り過ぎ
  4. なおかつ、親指を反らして歩くため
  5. 母趾のMTP関節付近に炎症が起き、
  6. 骨棘を発生させる

という流れで発症することが判っています。

足裏への体重分散と、歩き方に問題があります。

それを正しい体重分散と重心移動の歩き方に変えることによって、強剛母趾は自分で治せる症状になっています。

効果のある歩行改善方法は「ゆるかかと歩き」

歩行改善については、「ゆるかかと歩き」と言う方法が一番効果があります。

歩行改善は即効性があるわけではありませんが、毎日意識して続けることで、徐々に痛みが軽減し、関節の負担が減るのを実感できます。

早い方で、1ヵ月前後で痛みは無くなり、半年維持できれば再発の恐れも無くなります。

「ゆるかかと歩き」って何ですか?

「ゆるかかと歩き」をマスターして、自分で外反母趾を治しましょう。

「ゆるかかと歩き」

「ゆるかかと歩き」とは、最近発表されて、まだあまり知られていない

足・腰の不具合を自分で治せる歩き方

です。

2019年に、解説する本が出版されたばかり。

足・腰・ひざの痛みが消える ゆるかかと歩き

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感想(4件)

それ以来、もう

全国で1万人以上

が足の痛みを改善しています。

「ゆるかかと歩き」でどうやって治すの?

ゆるかかと歩き? 歩くだけで、 どうやって治すの?

ですが、本当に

体重の乗せ方を変えて歩くだけ

です。

癖がついた原因も解消する必要があります。

ただ、今の歩き方になったのは、

体に変なクセがついているから

です。

クセが付いた理由は、人によって違いますが、その原因は

足が過剰回内

足の過剰回内

足の過剰回内

です。

過剰回内が、体のあちこちに悪い影響を与える

足の過剰回内は、体のあちこちに悪い影響を与えます。
足の過剰回内が引き起こす様々な体のバランス崩れ、痛み

様々な体の不具合をつくりだす足の過剰回内

これを解消しないと、足のトラブル、体の痛みは解消しません。

なので、まずは、

そのくせを見つけるところがスタート

です。

体のクセを見つけるのは、「姿勢分析」と「足圧測定」をやれば完璧

体のクセを見つけるには、

「姿勢分析」

をして、

体の偏った力の入れ方

を確認する必要があります。

姿勢分析

自分では気がつかないクセ

姿勢分析

姿勢分析で色々判ります

また、人によって

  • つま先側に力が入り過ぎている
  • 偏平足(土踏まずが無い)
  • 浮指

など、足の裏への体重の乗る部分、

「足圧」

が違います。

足圧を見ると、バランスが崩れがハッキリ確認できます。

人によって違う原因

「姿勢分析」と「足圧」を計測して

あなたに合った体の使い方

をしながら、

ゆるかかと歩き

をする必要があります。

正しいゆるかかと歩きで、半年後に元のキレイな足が戻ってくる

歩き方を改善

歩き方を改善

正しいゆるかかと歩きをすれば、

  • 痛む外反母趾
  • 小指が曲がる内反小趾
  • モートン病
  • 中足骨骨頭部痛
  • 足底筋膜炎
  • 強剛母趾
  • ハンマートゥ

など足のトラブルが改善します。

痛みのひどさ、指の角度にもよりますが、だいたい

  • 痛みは1週間
  • 足の角度は半年

くらいで改善しています。

「姿勢分析」と「足圧測定」ってどこでやってもらえるの?

「姿勢分析」と「足圧測定」は、全国各地の

ゆるかかと歩き指導院

でやってもらえます。

関西では、大阪の河内長野市、

南花台田辺整骨院・整体院 さん

が有名です。

全国で100人近くいるインストラクター(指導員)でも、

100人以上改善した実績

がないと認定されてない

マスター・インストラクター

です。
(2024年11月末・現在で全国で3人)

また、2024年11月末に、

累計1,400人の足改善

を達成されました。

また、他のゆるかかと歩き指導院でもダメだった足も改善されています。

確実に、

足の過剰回内と、蹴りだす歩き方

を改善させる

「ゆるかかと歩き」

を指導してもらえます。

本気で治したい人は、一度、

「姿勢分析」と「足圧測定」

に行ってみて下さい。