モートン病とは、足の中指と薬指の間、もしくは人差し指と中指の間に起きる神経障害性疼痛で、正確には足の神経(足底神経)が圧迫されることによって起こる神経腫が原因です。
中足骨(足の甲の骨)の間で神経が挟まり、電気が走るような鋭い痛みやしびれが出るのが特徴です。
整形外科で行われる主な治療は以下のようなものです。
- インソール(足底板)の処方
- 消炎鎮痛剤の投与
- ステロイド注射
- 神経腫の切除手術
これらの治療法の目的は「症状の緩和」です。
なので、根本原因である
「神経腫が生成される足の構造や歩き方のクセ」
には踏み込めていないことが多いのが実情です。
専門整体が注目する「歩行の癖」とモートン病の因果関係
簡単に言うと、モートン病が慢性化・再発する大きな要因は「間違った歩き方」にあります。
特に次のような歩行習慣は、神経への圧迫を強めてしまいます。
- 上半身の重心バランスの崩れから、
- 前足部(つま先)への過剰な体重負荷がかかり、
- 体重が乗った部分で、地面を打ち付けるような歩き方
をしていると、モートン病の原因の神経腫(しんけいしゅ)が生成されてしまいます。
歩く度に、不均衡な体重負荷なまま、地面を打ち付けるのが問題です。
なので、専門整体では、こうした歩行や姿勢の崩れを詳細に分析し、その後、
「正しい重心バランスを取り戻す姿勢」
「打ち付けない歩き方」
に変えていくことで神経の圧迫自体を取り除くアプローチを行います。
歩行改善によってモートン病が完治する仕組み
足には縦アーチ(内側・外側)と横アーチがあります。
このアーチが正しく機能していれば、足にかかる圧力を分散できるため、神経が圧迫されにくくなります。
専門整体では足底筋群や前脛骨筋、後脛骨筋、腓骨筋群を正しく使えるように再教育します。
特に「足裏全体をしっかり使う歩行」が促され、本来あるべき足のアーチ構造が回復します。
かかと着地の習得で前足部への負担を軽減
モートン病の方の多くは、つま先寄りに重心が偏った歩き方をしています。
これを修正するために、上半身のバランス崩れを戻し、踵からしっかり着地し、足裏全体で体重をローリングさせる歩き方を習得します。
専門整体ではこの「重心移動の導線」を整えるために、上半身、股関節・膝・足首の連動も見直します。
体全体のバランスを整えることが、足の神経への局所的な負荷を軽減するカギになります。
歩く際の重心移動を変えることによって、足の構造が動的に変化し、神経の圧迫が自然に消えるようになります。
実際に専門整体で完治する症例が多い理由
一般的な整形外科では、「患部」しか見ません。
しかし専門整体では「なぜその部位に負荷がかかったのか」という原因の連鎖を全身で追いかけるため、再発しない根本的な改善が可能になります。
モートン病が治る3つの段階
- 痛みの軽減(患部への負荷が減る)
- 歩行習慣の定着(再発のリスクが消える)
- 足の構造改善(長年の不調が消える)
特に長年モートン病に悩んでいた人の中には、「手術を勧められたけど、整体で完治した」というケースも珍しくありません。
それは歩き方を正しくすれば、神経の圧迫がなくなり、自然と痛みが引くからです。
なぜ「歩行改善」は最終的な治療になるのか?
身体は本来、正しい重心移動・骨格の配列・筋肉の使い方ができていれば、故障は起こりにくい構造です。
モートン病のような「局所に痛みが集中する障害」は、多くの場合、その局所に負担が集中するような歩き方をしているからです。
言い換えれば、歩き方さえ変えれば再発もしない=完治が可能になるということ。
整体による施術と、日々の「歩き方の再教育」が融合すれば、長年悩んだモートン病の根本改善が見込めるのです。
整形外科で治らなかったモートン病にこそ、歩行改善整体を
モートン病は単なる「足の神経痛」ではありません。
それは、「間違った歩行習慣」が積み重なった結果生まれた、身体からのSOS信号なのです。
整形外科の対症療法が合わない、再発してしまう、もう手術しかない…そんな時こそ、専門整体による歩行改善アプローチを検討すべきです。
- 根本原因を追求する
- 足のアーチと歩行を修正する
- 身体全体の使い方を見直す
これらの積み重ねが、モートン病を「もう戻らない状態」にまで導いてくれます。