小指の付け根が痛くなる「内反小趾(ないはんしょうし)」。

変形をなんとか治したい、ダイソーなどの100均などで売ってるサポーターで、内反小趾はなんとかならないかな?と思う方も多いと思います。

100均のサポーターで内反小趾は治るのか?

そもそも内反小趾に効果があるサポーターを売っているのか?についてです。

100均で内反小趾サポーターは売っている?

ダイソー、セリア、キャンドゥなどの100円ショップには、足指用のサポーターやジェルパッド、外反母趾用のクッションなどは販売されています。

しかし、「内反小趾」専用のサポーターはありません。

100均で見つかるのは「足指全体」向けの商品が中心で、内反小趾をピンポイントでケアするサポーターは存在しないといえます。

100均サポーターは内反小趾に効果がある?

100均サポーターは価格が手頃で試しやすいですが、内反小趾に対しては効果はありません

そもそも、サポーターに内反小趾を治す効果はありません。

その理由は、内反小趾は「足指の変形」ではなく、体全体の重心バランスの崩れによって引き起こされるためです。

内反小趾になる流れ

足の小指が内側に曲がるのは、

  1. 上半身の姿勢の問題から重心がずれ、
  2. 足裏でそのバランスを取り戻そうとして、
  3. 足裏の一部(内反小趾の場合は小指側)に過剰に体重が乗り、
  4. 体重が乗った状態で、小指で蹴り出す歩き方をしているため、
  5. 中足骨という骨の間が広がってい行くから

です。

サポーターでは内反小趾の形を戻そうとすると余計に悪化

内反小趾は「足の骨の変形」ではなく、体の使い方の癖によって起こります。

なので、サポーターで無理に形を戻しても、日常の立ち方・歩き方が変わらなければ、すぐに元に戻ってしまいます。

また、サポーターで固定して、本来の足の骨の動きを邪魔すると、

地面からの衝撃を逃がせず、

  • ヒザ痛
  • 股関節痛
  • 腰痛

になる可能性が出てきます。

内反小趾を改善するには、重心と歩き方の見直しが必要

内反小趾を本気で改善するためには、サポーターではなく、体の使い方の根本改善が必要です。

ポイントは次の3つです。

  • 上半身の重心を正しく整える(猫背や反り腰を直す)
  • 足裏全体で体重を支える(特定の指に体重を集中させない)
  • 小指で蹴り出さず、親指側も使う正しい歩き方を身につける

これにより、足裏の体圧が均等に分散され、内反小趾を引き起こす負担が自然に減っていきます。

内反小趾に100均サポーターは残念ながら効果無し

100均で売っているサポーターは、残念ながら内反小趾には効果ありません。

内反小趾そのものを治すには、姿勢・重心・歩行の改善が欠かせません。

もし痛みが強い場合は、足専門の整体や歩行指導を受けることで、根本から改善を目指せます。

サポーターに頼るよりも、自分の体の使い方を変えることが最大の治療になります。