小指の付け根が痛くなる「内反小趾(ないはんしょうし)」。
変形をなんとか治したい、ダイソーなどの100均などで売ってるサポーターで、内反小趾はなんとかならないかな?と思う方も多いと思います。
100均のサポーターで内反小趾は治るのか?
そもそも内反小趾に効果があるサポーターを売っているのか?についてです。
100均で内反小趾サポーターは売っている?
ダイソー、セリア、キャンドゥなどの100円ショップには、足指用のサポーターやジェルパッド、外反母趾用のクッションなどは販売されています。
しかし、「内反小趾」専用のサポーターはありません。
100均で見つかるのは「足指全体」向けの商品が中心で、内反小趾をピンポイントでケアするサポーターは存在しないといえます。
100均サポーターは内反小趾に効果がある?
100均サポーターは価格が手頃で試しやすいですが、内反小趾に対しては効果はありません。
そもそも、サポーターに内反小趾を治す効果はありません。
その理由は、内反小趾は「足指の変形」ではなく、体全体の重心バランスの崩れによって引き起こされるためです。
内反小趾になる流れ
足の小指が内側に曲がるのは、
- 上半身の姿勢の問題から重心がずれ、
- 足裏でそのバランスを取り戻そうとして、
- 足裏の一部(内反小趾の場合は小指側)に過剰に体重が乗り、
- 体重が乗った状態で、小指で蹴り出す歩き方をしているため、
- 中足骨という骨の間が広がってい行くから
です。
サポーターでは内反小趾の形を戻そうとすると余計に悪化
内反小趾は「足の骨の変形」ではなく、体の使い方の癖によって起こります。
なので、サポーターで無理に形を戻しても、日常の立ち方・歩き方が変わらなければ、すぐに元に戻ってしまいます。
また、サポーターで固定して、本来の足の骨の動きを邪魔すると、
地面からの衝撃を逃がせず、
- ヒザ痛
- 股関節痛
- 腰痛
になる可能性が出てきます。
内反小趾を改善するには、重心と歩き方の見直しが必要
内反小趾を本気で改善するためには、サポーターではなく、体の使い方の根本改善が必要です。
ポイントは次の3つです。
- 上半身の重心を正しく整える(猫背や反り腰を直す)
- 足裏全体で体重を支える(特定の指に体重を集中させない)
- 小指で蹴り出さず、親指側も使う正しい歩き方を身につける
これにより、足裏の体圧が均等に分散され、内反小趾を引き起こす負担が自然に減っていきます。
内反小趾に100均サポーターは残念ながら効果無し
100均で売っているサポーターは、残念ながら内反小趾には効果ありません。
内反小趾そのものを治すには、姿勢・重心・歩行の改善が欠かせません。
もし痛みが強い場合は、足専門の整体や歩行指導を受けることで、根本から改善を目指せます。
サポーターに頼るよりも、自分の体の使い方を変えることが最大の治療になります。