内反小趾はなぜ痛むのか?

テーピングなどを使わず、痛みを軽減する方法や、内反小趾を根本的な改善方法まで、専門的な視点からわかりやすく解説します。

内反小趾は痛む病気なのか?

内反小趾(ないはんしょうし)とは、小指が親指側に倒れ込むように変形する足のトラブルです。

すべての人が痛みを伴うわけではありません。

しかし、多くの場合、足の小指側に体重が過剰に乗ることで痛みが発生します。

その痛みは軽度の違和感から、靴を履くこともつらい強い痛みまで幅があります。

放置すると、炎症が悪化し慢性化するリスクも高まります。

内反小趾が痛む原因とは?

痛みの本当の原因は、単に小指が曲がっているせいではありません。

足に負担のかかる使い方や姿勢のクセが背景にあります。

内反小趾を引き起こす7つの流れ

  1. 看護師や介護職など体の片側ばかり使う仕事、または姿勢のクセがある
  2. 上半身の重心位置がずれる
  3. そのズレを足裏で補正しようとする
  4. 小指側に体重が過剰に乗るようになる
  5. 小指だけで蹴り出す歩き方になる
  6. 中足骨(足の甲の骨)の間が小指側に開く
  7. 小指が親指側に倒れ込み、内反小趾を発症する

つまり、痛みの原因は足だけではなく体全体のバランスの崩れから始まるのです。

痛みが出る決定的な理由

小指側に体重が乗りすぎることで、歩くたびに強い打ち付ける力が小指側へ集中します。

これによって神経が圧迫・炎症を起こし、ズキズキと痛みが生じます。

つまり痛みの軽減には、負担がかかる姿勢と歩き方を改善する必要があります。

内反小趾の痛みを軽減する方法

痛みが強い時は冷却し、炎症を落ち着かせることが必要です。

今すぐ自宅で出来る方法としては、アイシングが有効です。

歩き方を変える

内反小趾の痛みは、歩く際に、小指に体重を乗せたまま蹴り出す歩き方をするためです。

地面への衝撃を小指だけで受けているのが原因です。

なので、歩き方を変えると痛みを軽減することが出来ます。

ただ、原因となる姿勢と重心バランスがおかしいまま、歩き方だけ変えても、腰や背中など別の部分に痛みが発生する場合があります。

応急処置としては、歩き方の改善ですが、根本的には、

姿勢改善と歩き方改善が必要

です。

テーピングで痛みは軽減できる?

テーピングは一時的に指を正しい方向へサポートするため、痛み軽減には有効です。

しかし、あくまで応急処置。

テープを外せば元の状態に戻ってしまいます。

根本改善には「姿勢分析」と「足圧分析」が重要

内反小趾を改善するためには、まずなぜ小指側に体重が偏るのか?その原因を数値で把握することが必要です。

そのために、「姿勢分析」「足圧分析」

の2つは欠かせません。

改善へのステップ:重心バランスと歩き方改善

根本改善に必要なのは次の2点です。

  • 上半身の重心バランスを、両足均等になるように戻す
  • 小指側で蹴り出す歩き方を見直し、正しい歩行へ改善する

中足骨の広がりを抑え、痛みを繰り返さない足へ導くことができます。

改善期間の目安

正しく姿勢と歩き方を改善すれば、

  • 痛みは約1週間程度で改善
  • 足の形は約半年で正常な状態へ

「内反小趾は、手術しないと治らない・・・」と諦める必要はありません。

どこで改善できる?専門指導の重要性

内反小趾は自己流では悪化することが多い疾患です。

歩き方指導ができる医療機関(整形外科)か、足専門の整骨院・整体院(ゆるかかと歩き指導院など)でのケアがおすすめです。

改善実績がある「ゆるかかと歩き指導院」

大阪府河内長野市にある南花台田辺整骨院・整体院は、多数の改善実績を持つ「ゆるかかと歩き指導院」です。

姿勢分析と足圧分析をもとに、あなたに合わせた最適な改善プランを提案してくれます。

内反小趾の痛みは「変形そのもの」ではなく、姿勢の崩れからく負担の集中が原因

内反小趾の痛みは「変形そのもの」ではなく、姿勢の崩れからくる負担の集中が原因です。

テーピングなどの対処法も大切ですが、

本当の改善は体の使い方から

姿勢と歩き方が変われば、痛みはスッと軽くなり、足の形も戻っていきます。

まずは専門の分析・指導を受けてみてはいかがでしょうか?