外反母趾の手術や入院は、原則として高額療養費制度の対象となります。

ただし、いくつかの注意点がありますので、以下に簡単に解説します。

手術をすると日帰り手術でも、1ヵ月程度は、座り仕事のみ、立ち仕事は3ヵ月くらいからになります。

外反母趾は手術しなくても、足を元通りにすることもできますので、手術前に歩行改善での治療をご検討下さい。

高額療養費制度とは?

高額療養費制度は、公的医療保険に加入している方が、1か月(暦月)に支払った医療費の自己負担額が、所得に応じた上限額(自己負担限度額)を超えた場合、その超過分が払い戻される制度です。

これにより、医療費の急激な負担増を防ぐことができます。

外反母趾の手術・入院は対象になるか?

外反母趾の手術や入院が保険診療(公的医療保険の適用)で行われる場合、その自己負担分は高額療養費制度の対象となります。

つまり、手術費用や入院費用のうち、保険適用される部分については、自己負担限度額を超えた分が払い戻される可能性があります。

対象外となる費用

ただし、以下の費用は高額療養費制度の対象外となり、全額自己負担となります。

  • 差額ベッド代。個室や特別室など、患者の希望で選択する病室の追加料金。
  • 入院時の食事代。標準負担額として設定されており、自己負担が必要です。
  • 先進医療費。厚生労働大臣が定める先進医療にかかる費用。
  • 自由診療費。保険適用外の診療や治療にかかる費用。
  • その他の費用。入院中の生活費、家族の交通費、お見舞いのお返しなど。

これらの費用は、高額療養費制度の対象外となりますので、注意が必要です。

注意点

高額療養費制度についての注意点です。

月をまたぐ入院の場合

高額療養費制度は、1か月(暦月)ごとの医療費を基準に適用されます。

そのため、入院が月をまたいだ場合、各月の医療費が自己負担限度額を超えないと、制度の適用対象外となる可能性があります。

限度額適用認定証の取得

70歳未満の方が高額な医療費が予想される場合、事前に「限度額適用認定証」を取得し、医療機関に提示することで、窓口での支払いを自己負担限度額までに抑えることができます。

申請は、加入している公的医療保険の窓口で行います。

外反母趾の手術や入院は、保険診療であれば高額療養費制度の対象

外反母趾の手術や入院は、保険診療であれば高額療養費制度の対象となります。

ただし、差額ベッド代や入院時の食事代など、保険適用外の費用は対象外となります。

事前に医療機関に確認し、必要に応じて「限度額適用認定証」を取得することをおすすめします。

また、外反母趾は手術しなくても治る症状です。

最新の治療法は歩行改善(歩き方の改善)です。