モートン病(Morton’s neuroma)は、足の指の付け根(主に第3・第4趾の間)に発生する神経障害で、足底神経が圧迫されることで炎症や神経腫が生じ、 痛みやしびれ、灼熱感が発生する疾患です。

モートン病の治療で超音波を使った治療で改善効果をうたっているところがあります。

実際に超音波治療ってどんな治療なのでしょうか?効果あるのでしょうか?

まとめてみました。

超音波治療とは?

モートン病に対する超音波治療は、理学療法の一つです。

高周波の音波を患部に当てて治癒を促す方法です。

主に以下のような効果を期待して行われます。

目的と作用機序

  • 温熱作用:音波が組織内部で摩擦熱を生じ、血行を促進。筋肉や靭帯の柔軟性が向上し、痛みや緊張を軽減します。
  • 非温熱作用(ミクロマッサージ):細胞を微細に振動させ、組織の再生や炎症の抑制を促進。神経の修復にも有効とされています。

これらの作用により、神経の圧迫軽減・痛みの緩和・血行促進が期待され、モートン病の症状を根本から改善するアプローチと言われています。

治療プロセス

  1. 患部の確認
    超音波エコーなどで、モートン神経腫の存在や腫れの程度を確認。
  2. 理学療法士または柔道整復師による施術
    超音波治療器を用いて、足の中足骨周辺に対し、5〜10分ほど超音波を照射。
  3. 頻度と期間
    通常、週2〜3回の通院で、1〜2ヶ月程度続けるケースが多いです。症状に応じて継続期間は調整されます。

超音波治療が受けられる場所

1. 整形外科クリニック

  • 超音波検査と治療を一貫して行える医療機関が多く、保険診療も適用可能。
  • 理学療法士が常駐しており、科学的根拠に基づいたケアが受けられる。

2. 整骨院・接骨院

  • 自由診療が中心。超音波機器を使った治療を積極的に導入しているところも多い。
  • 比較的予約が取りやすく、施術時間が柔軟。

3. リハビリテーション施設・スポーツクリニック

  • アスリートのリカバリーを得意とする施設では、モートン病に対する知識も豊富。
  • 個別プログラムや歩行指導、インソール作成などのトータルケアを提供している場合がある。

効果・評判・改善の実績

モートン病に対する超音波治療の効果・評判・改善の実績です。

モートン病の原因から考えると、殆ど効果は無いです。

超音波治療で神経腫(しんけいしゅ)が小さくなっても根本的な原因が解決されません。

ですので、超音波治療では、完治は難しいというのが結論です。

モートン病の超音波治療は、非侵襲的で副作用が少なく、痛みの軽減や炎症抑制に効果的な治療法

モートン病の超音波治療は、非侵襲的で副作用が少なく、痛みの軽減や炎症抑制に効果的な治療法です。

ただし、根本改善には繋がらないので、何度も通う必要がでます。

それが狙いの整形外科や、整骨院がありますので、ご注意ください。

モートン病の根本改善に必要なのは、歩行改善です。

患部を打ち付けるような歩き方になっているのが原因です。