強剛母趾(きょうごうぼし)は、進行すると痛みや変形を伴い、歩行が困難になることもあります。

強剛母趾の具体的な症状、判別法、診断基準について詳しく解説します。

1. 強剛母趾とは?

強剛母趾は、親指の付け根にあるMTP関節が変形し、可動域が狭くなる病気です。

「母趾(ぼし)」とは親指を指し、「強剛(きょうごう)」は硬くなることを意味します。

関節内で軟骨がすり減ることで、骨同士がぶつかり、炎症が起きることで痛みや運動制限が生じます。

主な原因として考えられるもの

主な原因としては下記のように言われています。

  • 加齢や関節の老化:中高年に多く見られる
  • 外傷や過度な負荷:スポーツや歩行時の負担が蓄積
  • 扁平足や外反母趾との関連:足の形状の異常が影響
  • 遺伝的要因:家族に強剛母趾の人がいる場合、リスクが上がる

最新の研究結果の発表では、スポーツが原因での強剛母趾以外は、ほぼ、

足裏の体重分散と、重心移動の偏りが原因

と判明しています。

2. 強剛母趾の具体的な症状

【初期症状】

  • 親指の付け根に違和感や軽い痛みがある
  • 親指を反らすと痛みを感じる(特に歩行時)
  • 長時間歩くと親指が疲れやすくなる
  • 足の甲側に小さな骨の隆起ができることがある

【中期症状】

  • 親指の可動域が狭くなる(特に上に反らす動き)
  • 歩行時に違和感が強まり、体重をかけると痛む
  • 靴の中で親指が圧迫されると痛みが出る
  • 関節周辺が腫れたり、炎症を起こしやすい

【重症期(末期症状)】

  • 関節の動きがほとんどなくなる(完全に硬直)
  • 痛みが慢性的になり、安静時でも違和感がある
  • 骨の変形が進み、親指の関節が腫れたり盛り上がる
  • 親指をかばうことで、足の他の部分にも痛みが出る(足裏や膝、腰の負担増加)

3. 強剛母趾の進行度分類(グレード)

グレード 特徴
グレード1(軽度) わずかな痛み、可動域は40°以上
グレード2(中等度) 明確な痛み、可動域が30°以下
グレード3(重度) 関節の可動域が10°以下、骨棘の形成
グレード4(末期) 関節の完全硬直、持続的な痛み

強剛母趾は進行すると歩行が困難になる可能性があるため、早期発見と対策が重要

強剛母趾は進行すると歩行が困難になる可能性があるため、早期発見と対策が重要です。

2025年現在の強剛母趾の治療法としては、歩行改善が実績を上げています。

簡単に言うと、歩き方を変える、です。

強剛母趾になる人は、足裏への体重分散と歩行時の重心移動に不具合があるので発症します。

それを歩き方を変えることで、改善するという治療法です。