強剛母趾(きょうごうぼし)は、足の親指の付け根が硬くなり、動かしにくくなる疾患です。

湿布や薬では根本的に改善しませんが、強剛母趾の痛みを和らげる湿布や薬について解説します。

治療に使われる湿布や薬

強剛母趾の治療に使われる湿布や薬についてです。

湿布(鎮痛消炎剤)

強剛母趾の痛みは炎症が引き起こしています。

なので、基本的には強剛母趾は冷やすことが大事です。

冷湿布

炎症が強い場合に使用。

サリチル酸メチル、ℓ-メントールなどを含む。

温湿布

血行を促進し、関節のこわばりを和らげる。

トウガラシエキスなどを含む。

経皮吸収型消炎鎮痛パップ剤

モーラステープ(ケトプロフェン)やロキソニンテープ(ロキソプロフェン)が代表的。

塗り薬(外用鎮痛剤)

痛みを一時的に紛らわす塗り薬です。

  • ボルタレンゲル(ジクロフェナク)
  • フェイタスローション(フェルビナク)
  • アンメルツヨコヨコ(サリチル酸メチル)

飲み薬(内服鎮痛剤)

痛みを感じられなくする薬です。

  • ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)
  • ボルタレン(ジクロフェナクナトリウム)
  • セレコックス(セレコキシブ)
  • カロナール(アセトアミノフェン)

薬の使用時の注意点

湿布や薬は一時的に痛みを感じさせなくするために使用します。

根本的な改善には繋がらないので注意が必要です。

  • 湿布を長時間貼らない(8~12時間が目安)
  • NSAIDsの長期使用は胃腸障害のリスクがある
  • 症状が続く場合は医師に相談

強剛母趾の痛みを軽減するには、湿布や薬の使用が有効ですが、根本的に治るわけではないので注意が必要

強剛母趾の痛みを軽減するには、適切な湿布や薬の使用が重要です。

湿布や薬は一時的に痛みを感じさせなくするだけです。

痛みが長引く場合は、早めに歩行改善での治療に取り組みましょう。