足の親指を反らすと痛む強剛母趾

MTP関節の炎症が原因です。

その状態を放置すると強剛母趾の痛みは徐々にひどくなります。

痛みを感じる時点で進行しているので、早めに歩行指導のある整形外科か足の専門整体に行くべきです。

痛みを感じ始めたときのとりあえずの対処法と応急措置についてまとめました。

強剛母趾の主な症状

強剛母趾の主な症状です。

足の親指の付け根が痛む

歩行時や運動時に痛みを感じることが多い。

関節の動きが制限される

親指を曲げたり伸ばしたりするのが難しくなる。

腫れや変形が見られる

関節に炎症が起こり、腫れや骨の隆起が生じる。

歩行時の違和感

スムーズに歩けず、歩行バランスが崩れる。

靴に当たると痛みが出る

特に硬い靴を履くと痛みが増すことがある。

応急処置の内容

強剛母趾で親指の付け根辺りに痛みを感じた場合の応急措置です。

安静にする

痛みが強い場合は無理に歩かず、患部を休ませる。

アイシング(冷却)

痛みは炎症が原因です。氷嚢や冷湿布を用いて10〜15分ほど冷やす。

適切な靴を選ぶ

親指が曲がりづらくなっているので、クッション性があり、つま先が広めの靴を履くことで、関節への負担を軽減する。

痛み止めを使用する

市販の鎮痛剤(例:ロキソニン、イブプロフェンなど)を適宜使用する。

歩き方を変える

自分で対応するのは、かなり難しいですが歩き方を変えると痛みが軽減します。

強剛母趾の方は、足の重心が内側になっている状態で親指を反らす歩き方をしているはずです。

それを「外側の重心移動」、「親指を反らさない」を意識して歩きます。

ただし、これは一度は「痛みの無い歩き方を実体験」しないと、自分の感覚で変えたつもりでも変わってない場合が多いです。

歩行指導のある整形外科か、足の専門整体(ゆるかかと歩き指導院)で指導を受けてください。

何科の病院に行けばよいか

強剛母趾で足の親指の付け根付近に痛みを感じる場合は、どの病院に行けば良いか?です。

整形外科

骨や関節の専門医が診察し、適切な治療法を提案してくれる。

リウマチ科(必要に応じて)

強剛母趾の症状が関節リウマチによるものかを判断。

フットケア専門クリニック

インソールや靴の調整を行い、足の負担を軽減する専門的なケアを受けられる。

ゆるかかと歩き指導院

外反母趾や強剛母趾を治す実績がある歩行指導をしてくれます。

根本的に改善するなら、歩行改善が必要

サッカーやバレエなど運動でなった強剛母趾以外は、歩く際の重心移動と体重分散の不具合が原因です。

普通の人と違って、親指の付け根付近に過大な負荷がかかる歩き方をしています。

歩く度に、親指の付け根付近に過大に体重が乗り、少しずつひどくなるので、早めの対応が必要です。

逆に言うと、歩くときの重心移動、親指付近に負荷が掛らない歩き方に変えるだけ完治します。

手術も、高価なインソールも、マッサージもテーピングも不要です。

痛む強剛母趾の対処法は、まず冷やす。その後に痛みが軽減すれば歩行改善に取り組む

強剛母趾は、放置すると悪化し、歩行に支障をきたすレベルまで進行する可能性があります。

応急処置としては、安静やアイシング、適切な靴の選択が有効です。

しかし、根本的な改善には、歩き方の見直しが欠かせません。

早めの対策を取り、足への負担を減らすことで、症状の進行を防ぎ、快適な足を取り戻しましょう。