モートン病が治った!というブログ記事をいくつか読んでみた感想です。

読んでみると「痛みが(一時的に)無くなった」という感じで、何度も同じ治療を受けないといけないようです。

モートン病が治った、というのは、

治療せずに、一生痛みが無い状態

なので、治ったという方のブログを読む際には、

一時的に痛みが無くなったのか、完治したのか?の見極めが大事

かと思います。

痛みが一時的に無くなる治療法

モートン病の痛みを一時的に無くなるので治ったと思いこむ治療法です。

痛み止め注射

痛むところに痛み止めの注射をする治療法です。

主に整形外科さんで行いますが、「痛みを止めるだけ」なので、根本的な解決にはなっていません。

薬の効力が切れるたびに通う必要があります。

手術

これも整形外科さんで行う治療です。

手術は大変で、歩けない期間があり、さらにそこから立ち仕事ができない期間ができます(数か月)。

手術して神経腫を取っても、神経腫ができた原因を改善していないと数年で再発します。

これもまた一時的に治ったという状態です。

ソックスで足指ケア

モートン病の原因を考えると、ホントに治ったの?という印象ですが、治ったという方がいるのは効果はあるのだと思います。

ただ、そのソックスを履かないと再発する、ということなので、根本改善は必要な状態かと思います。

鍼灸治療

モートン病の痛みは足の炎症が作った神経腫が原因なので、鍼灸治療で炎症を抑えることで痛みが改善する場合があります。

ただ、これは整形外科での鎮痛剤の注射と同じで、一時的な対処でしかありません。

鍼灸治療は通い続ける必要があり、さらに1回1回の料金は、保険適用できずに高額です。

一時的な痛みの緩和のために鍼灸治療を受けるのは、コスパが悪いと思います。

できれば、完治させる治療にお金を使うことをお薦めします。

整体院でのテーピング治療

整体院や整骨院ではテーピングを用いたモートン病治療をするところもあります。

モートン病の神経腫ができる原因に足のアーチ崩れ(過剰回内)があるためです。

ただ、アーチ崩れだけを治しても完治はしません。

テーピングをして治ったと見せかけ、完治はさせずに通院回数を増やそうとしている人もいますのでご注意ください。

整骨院での足骨調節

いわゆる「自称・ゴッドハンド」ですね。

足のアーチ崩れを、骨の調整の手技で治し、一時的に痛みを緩和する手法です。

治った・・・と思わせて通院させる、という営業方法です。

根本治療に繋がる歩行改善が無い場合は、ご注意ください。

インソール(中敷き)

オーダーメードの高価なインソール(中敷き)を靴職人に作ってもらって治った、という記事もあります。

モートン病の原因の1つは、足のアーチ崩れなので、インソールで無理やり足裏の形を整えると改善する場合があります。

ただ、これは全体のバランスを無理矢理変えているだけなので、モートン病が治っても股関節が痛くなったり、膝が痛くなったります。

上半身からのバランス崩れが引き起こす、足のアーチ崩れなのです。

上半身のバランスが悪いために、足裏でバランスを取ろうとして体重の偏りができます。

体重の偏りが、神経腫ができた部分になる、ということです。

なので、インソールで「足裏のバランス」を治しても、今度は他でバランスを取ろうとします。

そうすると、他の部分がおかしくなるってことですね。

モートン病が本当に治った、完治した人は、歩行改善の治療を受けた人

モートン病を本当に完治させるには、歩行改善の治療が必須です。

  1. 上半身からのバランスを整え、
  2. 体の重心を真ん中にし、
  3. 足裏でバランスを取らないようにした上で、
  4. 神経腫が出来る部分で打ち付ける歩き方の改善

になります。

理由は、モートン病の神経腫ができる原因は、

神経腫ができるところ部分を、歩く度に打ち付けているから

です。

なので、これを改善しない治療法で治った、とブログでされていても一時的でしかありません。

モートン病が治ったブログを読む場合には、その点にご注意ください。