モートン病と思われるしびれや焼けるような痛み、ビリビリとした感覚が現れるこの疾患に対し、どの医療機関や施術所に行くべきかを解説します。
モートン病の改善、完治には歩行改善が必須です。
完治を目指すなら、歩行指導のある整形外科か、ゆるかかと歩き指導院になります。
病院での診療、何科を受診するべきか?
いろいろ科がある、医院。
モートン病なら何科の病院にいくか?です。
整形外科が第一選択
整形外科では以下のような対応が可能です。
- 問診・触診
- エコーやMRIによる画像診断
- インソール、靴の見直し、ステロイド注射などの保存療法
- 手術による神経腫の切除(重症時)
整体院
民間療法で、筋肉や骨格のバランス調整を行います。国家資格は不要。
アプローチ内容
- 骨盤・足関節の調整
- 足裏アーチのバランス調整
- 姿勢・歩き方の指導
メリット・注意点
- メリット:身体全体の調整が可能
- 注意点:診断は不可、施術者の技量にばらつきあり
整骨院(接骨院)
柔道整復師が運営し、主に外傷系の保険適用施術を行います。
モートン病への施術内容
- 筋肉の手技療法
- テーピングによるアーチサポート
- 超音波治療・電気治療
メリット・注意点
- メリット:スポーツ障害への理解がある施術者が多い
- 注意点:神経腫への直接的治療は難しい
鍼灸院
東洋医学に基づく施術で、神経や血流の調整を目的としています。
アプローチ内容
- 患部や関連経絡への鍼
- お灸による温熱刺激
- 自律神経の調整
メリット・注意点
- メリット:神経痛への効果が期待できる
- 注意点:物理的な神経腫には限界あり
ゆるかかと歩き指導院
モートン病や外反母趾になる歩き方を、普通の歩き方に戻します。
モートン病になるのは、足の重心移動が痛みを発するところ経由になっていて、さらに、地面を打ち付ける歩き方になっているからです。
「ゆるかかと歩き」は、モートン病にならない普通の人の歩き方に修正してくれます。
モートン病への影響
- 前足部重心の見直し
- 歩行パターンの改善
- 骨盤と連動した歩き方の習得
メリット・注意点
- メリット:根本的な原因にアプローチ可能
- 注意点:継続と習慣化が必要、即効性は乏しい
まずは整形外科で正しい診断を受けましょう
症状の重さ | 推奨先 | 理由 |
---|---|---|
強い痛み・しびれ・神経症状 | 整形外科 | 画像検査や医学的治療が必要 |
軽度な違和感・姿勢の見直し | 整体院・整骨院 | バランス調整による改善が期待 |
神経痛的な症状 | 鍼灸院 | 神経や血流改善によるアプローチ |
歩き方から根本改善をしたい | ゆるかかと歩き指導院 | 日常動作からの改善 |
最初は整形外科で診断を受け、その後必要に応じて代替医療や、ゆるかかと歩き指導院での歩行指導を取り入れていくのが理想的な流れです。