「歩くと足のつけ根がチクッと痛む」「長時間歩くと指の間がしびれる」といった経験がある方も少なくありません。

その原因のひとつとして考えられるのが「モートン病」です。

モートン病は、足の指と指の間を通る神経が圧迫されて炎症を起こし、痛みやしびれを引き起こす病気です。

特に中指と薬指の間(第3趾と第4趾)に起こることが多いとされています。

最初は「少し歩いたときにだけ痛む」程度ですが、放置して歩き続けていると、症状はだんだん悪化していきます。

悪化するとどうなるのか?

モートン病が悪化すると、症状は次のように進行していきます。

  • 歩いているときだけでなく、座っていても痛みが出る
  • 夜、布団に入って安静にしていても「ジンジン」とした痛みで眠れない
  • ちょっと靴を履いただけで「ズキッ」と強い痛みが走る

このように、悪化してしまうと「歩かなければ大丈夫」という段階を過ぎ、日常生活そのものに支障をきたしてしまいます。

ただし注意点があります。

よく「モートン病が悪化するとふくらはぎや足の甲にまで痛みが広がる」と言われますが、それは誤解です。

モートン病の痛みはあくまで「足の指のつけ根」に限られます。

もしふくらはぎや足の甲にまで強い痛みが出る場合は、別の疾患を疑う必要があります。

悪化させる本当の原因は?

では、なぜモートン病は悪化してしまうのでしょうか。

多くの人は「合わない靴が原因」だと思いがちですが、実は靴そのものが原因ではありません。

モートン病を悪化させる最大の原因は歩き方です。

歩くときに体重が前のめりになり、足の指のつけ根に強く体重がかかる歩き方をしていると、神経が毎回ギュッと押しつぶされてしまいます。

つまり、「歩くたびに悪化していく」というのがモートン病の怖いところなのです。

整形外科でできること

痛みが強くなってきたら、まず整形外科を受診しましょう。

整形外科では次のような処置が一般的です。

  • 痛み止めの薬を処方してもらう
  • 症状によっては注射やインソール(靴の中敷き)の使用をすすめられることがある

これらは「痛みをやわらげる」効果はありますが、根本的な解決にはつながりません。

痛み止めで一時的に楽になっても、歩き方を直さない限り再び症状が出てしまうことが多いのです。

根本改善のカギは歩き方の修正

モートン病を本当に改善するには、「歩き方」を変えることが欠かせません。

正しい歩き方に変えることで、次のような回復が期待できます。

  • 1ヵ月程度で痛みが徐々にやわらぐ
  • 半年ほどで神経の腫れが引き、症状が消えていく

これは理論だけでなく、実際に多くの患者さんが体験している回復の流れです。

大阪・南花台田辺整骨院での実績

大阪府河内長野市にある「南花台田辺整骨院・整体院」では、歩き方の改善指導を行っています。

ここではこれまでに1631人もの患者さんが、歩き方を変えることでモートン病の痛みを改善した実績があります。

この数字は「歩き方を直すことが根本改善につながる」という確かな証拠といえます。

なぜ歩き方を変えると良いのか?

歩き方を変えるとモートン病がよくなる理由は、足にかかる体重のバランスが変わるからです。

悪い歩き方では、足の指のつけ根に体重が集中してしまいます。

しかし正しい歩き方をすると、かかとから足全体にバランスよく体重が分散されるため、神経への圧迫が減ります。

その結果、炎症が自然とおさまり、神経の腫れも消えていくのです。

モートン病は治ります

モートン病は歩く度に悪化します。

なので、若い頃は軽い違和感でも、40代、50代と年齢が上がるにつれて、徐々にひどくなります。

「年齢のせいだから仕方ない」とあきらめる前に、まずは歩き方を見直してみてください。

モートン病になってない40代・50代の方と同じく、歩行改善に取り組むことで、旅行や買い物など日常の楽しみを取り戻せます。

歩き方を正しくすることで、1ヵ月ほどで痛みがやわらぎ、半年で神経の腫れも消えていくことが期待できます。

足裏の痛み、モートン病でお悩みの方は、まずは歩き方に注目してみてください。それが本当の改善への第一歩になります。